バリ島東部にある村の子供達による「実践による学習法」の話のパート 1 はこちらに掲載されています。今回はパート1の続き、
ミミズの養殖と野菜の栽培の話です。
先生が私たちに、学校給食用に野菜の栽培を始めること、そして雨期の始まりに種を蒔くと言ったとき、私たちは驚いてお互いに顔を見合わせました。学校に通うのは、読み書きや計算を習って、両親のような農民にならなくても良いようにするためだと私たちは思っていました。学校の畑の場所も私たちには驚きでした。地域から学校に寄付されたのは、キャッサバやトウモロコシさえ育たないような悪い土地でした。私たちは悲観的になりました。そこに何を植えられるのでしょうか?傾斜が急で乾燥しており、雨が降ると傾斜地に植えたものがすべて流されてしまいます。
土地を段々に整地して、最初に「ベチベルソウ」という草を植えると聞いたときには驚きました。財団の農業の先生は、ベチベルソウの根は土の中に深く伸びて、ダムのように地下で水を蓄えるのだと言いました。草が生長を始めると土壌が厚く丈夫になり、雨期になっても土が流されなくなるということでした。
教室で私たちは、すでに自分たちが植える種のことを学んでいました。それは、今まで村では誰も見たことも聞いたこともない野菜でした。ビタミンが豊富で健康に良い新しい野菜です。また、市場でも簡単に売れるとのことでした。
私たちは、「有機」農法では天然の堆肥や肥料を使用するため、費用をかけずに生産が続けられることも分かりました。それにより、土壌が肥沃になり野菜も栄養が豊富になります。先生は私たちに、人口肥料では野菜に虫が付きやすくなり、農薬を散布する必要があるため、有害な化学物質が食べ物に残留してしまうと言いました。堆肥とベチベルソウで畑を整地した後、養殖用のミミズを入れた箱が私たちに配られました。私たちはみんな笑いだし、代わりに魚釣りに行こうかと思いました。これが冗談でないことはすぐに分かりました。畑のすぐ近くに、先生たちと財団のチームと協力して「ミミズ農園」を作りました。「ミミズに牛の糞と葉を与えると、ミミズが牛の糞を素晴らしい有機肥料に変えてくれる」と説明してくれました。
ミミズ農園の屋根の下にある棚に苗床を作ると、まもなく小さなホウレンソウの葉、キャベツ、トマト、そしてニンジンが芽を出し始めました。ジャガイモは、ミミズの肥料から栄養をもらえるよう、畑に直接植える必要があると先生は言いました。
両親たちも全員が学校の栽培プログラムを歓迎していました。その理由は、傾斜が急で砂だらけのため現在では何も栽培できない多くの傾斜地を、改良する方法が学べることを財団が約束していたからです。最初は私たちから、つまり自分の子供たちから、地域の大きな「学習農園」で学び、理解した時点で、財団がベチベルソウと種を提供し、150平方メートルのキッチン・ガーデンを自分たちで始められます。新しくて栄養価がより高い作物を栽培できる可能性も見えていました。私たちは、毎日放課後に共有できる何かを得られたように思いました。すべての新しいものが、未来への希望をもたらしてくれるようでした。
この物語は、貧困撲滅に対するユニークなアプローチと、バリ島東部にある恵まれない地域の子供達による奇跡を示しています。初めて教育を受けた子供達によって、地域全体に大きな影響がもたらされるのです。アリラ・ホテルズは、コンシャス・リビング・プログラムを通じ、有機農法の知識をジャティトゥフ村に伝える支援をしています。 |