バリ・ヒンドゥー教においては、人間の肉体は水、土、太陽、空気、空から成る宇宙の中の小宇宙であり、亡くなった体は別なものへと転生していくと考えられています。そして葬儀において死者の魂は清められ、灰となって先祖の元に帰り神と一体化すると考えられています。そのため、バリ島でのお葬式は、悲しいものではなく、祝福されるイベントとしてとらえられています。
バリ島の葬儀の準備は大きなセレモニーによっては何ヶ月もかけて行われます。バリ・ヒンドゥーでは先祖は大きな力を持っていると考えられており、その先祖の元へ旅出つ死者が先祖と良好なきずなを結べるようにと、式を装飾豊かにしようと考えるのです。また葬儀の大きさや派手さは、残った家族の地位を示すという意味合いもあります。大きな葬儀は人出がかかり大変にお金がかかるため、近年では予算の少ない家々がお金を積み立て合同で行ったり、大きな葬儀を行う他の家に混ぜてもらって行うことが多くなりました。
バリ島では8月と9月は1年で最も葬儀の多い時期です。例えば2007年は8月8日にブグブグ村で、8月19日にウラカン村でお葬式セレモニーが行われる予定です。
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